『♪芭蕉布』の作曲家・普久原恒勇さんの撮った写真に、
コピーをつける。名付けて、「普久原恒勇の天然写真」。
写真やイラストにコトバ、つまりコピーをつける。
ふだんの広告の作り方とは逆の場合が、しばしばあります。
デザイナーが持ってきたビジュアルにコピーを添えて、広告の可能性を見る。
あるいは、広告主が用意した写真にコピーをあてはめる。
歌づくりでいえば、先にできたメロディーに歌詞をつける感じです。
この作業は、コピーライティングのいいトレーニングになります。
ライター駆け出しのころは、この訓練を大抵、課されます。
コピーライターとしての発想の豊かさや、引き出しの多さが試されます。
しばらく前に、普久原恒勇(ふくはらつねお)さんからこの依頼がありました。
普久原恒勇さんは、「芭蕉布」や「ゆうなの花」などの名曲で、
戦後沖縄が生んだ作曲家&プロデューサーとして広く知られています。
そのかたわら写真を撮りつづけていることは余り知られていません。
かつて大阪から帰郷したおりは、音楽で身を立てるより、
カメラで身を立てる志の方が先だったプロの写真家なのです。
ちなみに各社からリリースされる普久原さんのCDのジャケット写真や、
公演のポスターやプログラムを飾る画像はご本人の手になるものです。
いずれ写真展や写真集のような形になると思われますが、
ひと足お先にそのサワリをウェブ公開します。
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